2017年5月の日経新聞の「私の履歴書」は、オリエンタルランド会長兼CEOの
加賀見俊夫さんです。
「私の履歴書」は今成功していると言われるリーダーたちのまさに
現在に至るまでが描かれており、好きな連載のひとつです。
そして、今や他のテーマ―パークの追随を許さないディズニーランド。
でも、ここに至るまでにたくさんの荒波を乗り越えて今があります。
それを経て、事実としての
社員教育も大事だが、ひとりひとりが現場で士気を高め、
いかに仕事を楽しむかが何よりも大事だと思っている。私は厳しいことも言っている。
若い社員には自己研鑽(けんさん)して自らを磨けとはっぱをかける。
若い時に苦労して、身銭を切って感性を磨くのだ。経営は安定軌道を描き続けているが甘えてはいけない。
中堅社員には会社を背負う気概を持て、常に危機感を抱けと言っている。(加賀見俊夫 オリエンタルランド会長兼CEO)
といった加賀見さんの言葉は重みがありますね。
この
「ひとりひとりが現場で士気を高め、いかに仕事を楽しむか」
といった状態をつくることは経営者であっても、プレイングマネージャー
であっても、専任のリーダーであっても
「組織づくり」
において大事な
「やるべきこと」
です。
サービスを提供する側が楽しんでいる姿は、お客さんに伝わります。
その逆もしかりです、
そして、何よりも、自らが意義を感じ「楽しむ」ことで、
■より良くするにはどうしたらいいか?
■さらに工夫するとしたら何ができるか?
という自主性も生まれてきます。
これが最も生きる時は、大きな問題が発生した時です。
責任転嫁ではなく
「どうしたらいいか?」
で考えられるようになります。
なお、その状態に持って行くために大切なコトは
「何のために会社がありサービスを提供しているのか?」
といった信念や目的、ビジョンといったことを、語り、伝えていくことです。
そして、その組織における信念や目的、ビジョンに一番近いのは経営者です。
そして、次に近いのが、その下のリーダーたちです。
つまり、近い人たちは、そこから遠い社員にそれを伝えていくことはとても大事ですね。
ぜひ、自分の会社の、自分の組織の、自分のチームの存在意義や目的、大切にしている信念は何か?
それを考えて伝えていってくださいね!