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「リーダーの条件」カルロス・ゴーン

本日(2017年1月30日)の「私の履歴書」に掲載されていたカルロス・ゴーン社長の
「リーダーの条件」です。

結果を出す「強さ」。
人とつながる上で重要な「共感」される能力。
そして「新しいことを常に学ぶ姿勢」。

この3つは本当に大事ですね。

私が考えるリーダーの条件とは何か。
1つは、結果を出せる人だ。
トップはどんなに厳しい状況でも常に結果を出さなくてはならない。
また、経営、組織の問題点をはっきりさせ、時には周囲が「右」と思っているところを「左」と言う必要がある。

日本人には簡単なことではないかもしれない。
控えめなことを美徳と考える文化があるからだ。
日産とルノーの「アライアンス・ボード・ミーティング」を初めて開いた時、会議でずっとしゃべっていたのはフランス人だった。

日本人は静かに聞いていた。
だから私はフランス人に「仲間の意見も聞こう」と言い、日本人には「もっと意見を言って」と促したものだった。
意見を積極的に言い合うことは結果を出す上で重要だ。

第2に、リーダーは人々とつながる能力を身につけないといけない。
堅苦しい、冷たいなどの印象を持たれては話を聞いてもらえないし、部下たちの働く意欲も損なわれる。
リーダーは「共感(empathy)」される能力を磨くべきだ。

最後に、新しいことを常に学ぶ姿勢だ。
ゼロエミッション(無公害)や自動運転、インターネットとつながる技術は進歩が著しい。
自動車産業は今、転換期を迎えており、新しい技術や動きに精通し、行動していなければ、たとえどんなに結果を出すリーダーでも行き詰まる。

生まれながらのリーダーなど存在しないと私は思う。
リーダーは周囲からリーダーだと認識されないと、なれないものだ。
私も1999年に日本に来た時は懐疑的に見られていた。
信頼を得たのは、従業員との対話を欠かさず、ともに結果を出し、常に学び続けているからである。

<日経新聞(2017年1月30日朝刊)「私の履歴書」より>

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